2011年4月2日土曜日

ファミコン マッパー3のFlashカートリッジ製作方法

マッパー0のフラッシュカートリッジ製作方法はこちら

今度はマッパー3です。

【使う材料】

・マッパー3(HVC-CNROM)の基板

・FlashROM(AM29F040B)×2個

・74xx00(NANDゲートIC、xxの部分はLSやHCなどで)

・工作に必要な道具類など

【使用する基板の選択】

PICT5956

3の基板もソフトメーカー独自の基板が存在します。

(注:写真のバンダイの基板はEPROM用に改造してあるもので、市販物では存在しません)

マッパー0にも存在しましたが、3にも黒ツブシROMが使われている基板があります。

特定のゲームで使われているわけではなく、同ゲームタイトルでもROM版と黒ツブシ版が混在してるので、探す時はコネクタ側からROMのピンが見えるかどうか確認する、重さで判断するのが良いでしょう。

他にもあるかもですが、コナミとバンダイの基板はROMを取り付ける側が任天堂(HVC)基板と表裏が逆になります。

質の悪い基板が存在するかは現在確認できていません。

PICT5943

今回はHVC-CNROM-256K-01基板を使います。

マッパー3のPRG-ROMのサイズは256Kbit(32KByte)、CHR-ROMのサイズは256Kbitと128Kbitのものがあります。

ファミリートレーナージョギングレースのみCHRに1024Kbitが使われているようです(未確認)が、もしそうであるのなら、このソフトだけは今回作るフラッシュカートリッジの仕様上動かすことはできません。

PICT5948

補足として、ダイオードが載ってる基板と無い基板がありますが、どちらでも同じ動作をするのであまり気にしなくてもよいです。

【訂正:20110403/23.00】

ダイオードが付いてるマッパー3のゲームはおそらくミラーリングが[V]の基板だと思われますが、[H]のゲームを書き込み&ジャンパを[H]に切り替えてゲームをプレイするとキャラクタが化ける可能性があります。

なので、ダイオードが付いてる場合は取り除いたほうが良いと思います。

ダイオード取り除いても[V]のゲームプレイには支障ありません

(D1の向きを逆にすると#185になります、このあとのことはまだ(?)書かない)

PRGは通常のまま読み込まれ、CHRだけがバンク切り替えで読み込まれることになります。

キャラクター表示方法(V/H)の切り替えはマッパー0と同じ要領なのでそちらの製作例を参考にしてください。

マッパー3ではマッパー1、4などのようにメモリコントローラを積んでなく、74xx161で制御されています。

しかし、このままでは読み込みはできても書き込みができないので、74xx00を追加する必要があります。

この74xx00を追加する意味合いとしては、バンク切り替え時の暴走を防ぐため、だそうです。

配線方法はUnagiのflashmemory/SRAM cartridgeのページにあるマッパー2と同じような配線になります。

マッパー0と被るところは基本的に端折りますので、マッパー0の制作方法も目を通しておいてください。

【AM29F040Bと74xx00の加工】

今回もマッパー0と同様、AM29F040B×2個+74xx00を使用し、基板のパターンカットしないことを前提に製作します。

040bprg 040bchr

AM29F040Bの足の加工、配線先はマッパー0と全く同じです。

次に74xx00の足を加工します。

使用する74xx00のxxはマッパー3で使われている74xx161の型番にあわせたほうがよいです。

ファミコンではxxの部分がLSかHCが使われています。

今回使用する基板には74HC161が載っているので、74HC00を使います。

nand2

公式のページにもありますが、こちらでも載せておきます。

(12、13ピンはPRG側のAM29F040Bの22ピンとも接続することになり、1、2ピンもPRG側のAM29F040Bの31ピンとも接続することになります)

pict5951a

7ピン(GND)のみそのままで、未使用ピンは切り落とします。

【基板と74xx161の加工】

マスクROMは既に取ってあることを前提で進めます。

PICT5957 PICT5954

配線する主要な線の信号名だけ写真に記しておきます。

PICT5955

32、47ピンはカッターなどで削ってハンダ付けしやすいように銅の面を出しておきましょう。

V/Hの切り替えスイッチ付ける人は先に取り付けておくといいかもしれません。

後からだとCHR-ROM側に載せたAM29F040Bが邪魔でハンダ付けしにくくなります。

(表からハンダし難い場合は裏のパターンにハンダ付けも可能です)

スイッチの取り付けは各自好きな方法で。

今回はH(垂直ミラー)固定で作ります

次に74xx161の足を加工します。

m3161

PICT5950

基板のパターンカットをしないと書いたので、74xx161の2ピンをニッパーでカットします。

この足は後で74xx00の8ピンを繋げるので、ハンダできる程度の足は残してください。

2ピンが刺さっていたスルーホールはCPU /ROMCSへ繋がっているので、ココには後で74xx00の12、13ピンを接続します。

PICT5949 ←パターンカットの場合

パターンカットした場合は74xx00の12、13ピンをAM29F040Bの22ピンへ接続するのが楽だと思います。

【基板へ取り付け】

上で書いた準備が終わったら、AM29F040Bと74xx00を基板にハンダ付けします。

PICT5959

HVC-CNROM-256K-01基板には空きランドが見当たらないので、74xx00のGNDを、PRG-ROM側に取り付けるAM29F040BのGNDと一緒にハンダ付けして固定します。

厚手の両面テープなどで裏を仮止めしておくと作業がしやすいです。

PICT5976

デバイスの取り付けが終わったら、後は配線をするだけです。

文章ではわかりにくいと思うので、いろんな方向から写真を撮ったので参考にしてください。

PICT5965 PICT5966

PICT5967 PICT5969

PICT5972 PICT5973

PICT5974

74xx00の位置や配線する箇所などは参考例のようにしても構いませんが、信号が指示通り繋がるのであればどこでも良いです。

配線まで終わったら、テスターで各信号線が通電するか確認しておきましょう。

ケースの加工はマッパー0のところを参考にしてください。

【読み込み&書き込みテスト】

PICT5962

AnagoGUIで読み込み、書き込みをするのであれば、左のファイル置き場からn_cn_GUI_script.zipをダウンロードして、その中にあるcnrom_GUI.afを使用します。

cosmo

ダンプ、プログラム共に同じスクリプトで対応します。

書き込み時のミラーリングチェックはマッパー0同様気にしなくても良いです。

正常に読み書きできることが確認できれば完成です。

終わり。

2 件のコメント:

trickart さんのコメント...

すごいですね。
私は技術も知識もないので羨ましいです。

ぽんRev さんのコメント...

trickartさん

ど~もです~
私の技術と知識は中途半端ですよ(笑
興味を持ったことしか頭に入りませんから~
ただ、やっぱり常に触ってるので知らない間に応用が効いてくるんだと思います。
なんでもそうですが、習うより慣れろですね。