2013年7月25日木曜日

やっと電源一つ直せたよ・・・

ず~っとX680x0弄ってます。

ちょっと疲れたので、気分転換で今後直す人の参考になる(?)かもしれないことを少しだけ。

PICT8323

平日は殆ど時間がとれず、1日1時間程度~2時間ぐらい、とりあえず電源外しながら基板チェックして・・・と繰り返し、何とか先週末ぐらいには全部の電源取り外し完了し、ACEのNi-Cdバッテリーだけは取り除いておいた。

・・あ、初代はメンドイからとりあえず触らず放置の方向で(ぉ

030の面実装コンデンサがほぼ全てといって良いほど液漏れで半死してるから、まず最初にココから手を付けようか、と思っていたけど、とりあえず手始めに一つ電源修理して復活させて気合入れとくか、と思い電源を先に。

比較的ダメージの少ない電源を選び、基板洗浄して、コンデンサを全て交換。

トランスと2SC2333を重点に、ツェナーダイオード等が壊れていない事を確認し、とりあえず電源ON・・・コネクタの電圧計るとそれなりにいい数値が出ている・・・と思いきや、メインの+5Vが安定しなくて、徐々に電圧が上昇していく(^-^;

6.3Vぐらいまでテスターで確認し、その後は爆発が怖かったから電源OFFにしていったん終了。

+5Vsb(Vcc2)がこの状態になると、最悪2SC2333が爆発(割れる)して、トランス2(T2)まで逝かれてしまうそうです(怖

今回はメインの+5Vだからトランス1のほうになるね。

で、ベタなところで何も調べずフォトカプラや2SC1815を交換してみたんだけど症状変わらず、仕方が無いから回路歩って関係ありそうな抵抗を調べたところ、2個(R59、R97)死んでました・・・

PICT8327

抵抗値計っても全く無反応(-_-;

運良く完全ジャンクにしていた電源基板の抵抗が生きてたから交換して、ようやく+5Vが安定して出るようになった。

因みに、他にも計ったところ、+5Vsbのとこも1個(R39)が死んでた。

昨日から1日程度動かしっぱなしにしてるけど、それぞれ下記の電圧で安定してます。

(EXPART(2)、SUPER、XVI、030用コネクタ)

1 +5V(MAIN) 5.05V
2 GND -
3 +12V 12.06V
4 -12V -11.92V
5 +5Vsb(Vcc2) 5.04V
6 PC 1.29V

.

とりあえずこの電源はこのまま様子を見るつもり。

ホントはダイオードとか現在も購入できる部品は全部交換とかしたほうが良いのかもしれないけど、売りに出すわけじゃないし、使える部品は使っていこうかな、と。

PICT8339

一時的にフォトカプラも新品に交換したけど、生きてるので元に戻しました(笑

オクで出てたりするようなフルメンテってなわけにはいかないけど、とりあえず直ったので良かった。

因みに、今回必要なコンデンサの金額がどれぐらいなのか調べたところ、「コンデンサ(13個)だけ」だと1,000円程度で購入できますね。

フォトカプラ、ツェナーダイオード、レギュレータ等入れると、電源1台に付き1,500円ぐらいでいけるんではないでしょうか。

ただし、基板洗浄でフラックスクリーナーとか使うと1本1,500円前後するので・・・新たに修理にトライすると、最低でも3,000円ぐらいは必要かな。

拘らなければ割り切ってATX電源使用を考えたほうが楽ですw

ぶっちゃけ今私がメインで使ってるXVIはATX電源だったりします(笑

そんなトコで、各端子の電圧と、部品代の参考にでもなれば。

さ~て、ノッたところで030のコンデンサ外しながらリスト作って準備するぞ~

.

の前に、依頼受けてることやらないとね(^-^;

該当する方、少々お待ちを~

2013年7月6日土曜日

PCエンジンのセーブデータについて考える【第3部】

3部構成で、ここは第3部です。

第1部:バックアップ領域を増やす-天の声2を改造

第2部:パソコンと共有-セーブデータをPCとやり取りする

・第3部:BRAMの考察-セーブデータの構造を知る

.

天の声2のSRAM増量化、パソコンとのデータやり取りが無事終わり、バックアップしたデータがそのままエミュレータで使えることも確認できました。

一通り不都合無く使えるのですが、折角なので、PCエンジンのセーブデータについて少し知識を入れておく為と、一つのファイルに複数タイトルのデータが入っていた場合の分割の仕方を書きます。

.

第3部:BRAMの考察

PCエンジンのエミュレータ「Ootake」は1つのbramファイルに複数タイトルのデータがあってもちゃんと読み込んでくれますが、他はどうかわからないのと、管理方法としてタイトル一つ一つ分けておいたほうがわかりやすい事もあるかな、ということで、少しだけbramについてお勉強。

(実は書く前に一つずつ分けないとエミュで使えないと思って調べていた)

bram

BRAMのデータ構造は上画像のようになってます。

セーブデータの最初のセグメントが0x8000、最後が0x8800となっていて、&h00~16ByteはBankHeaderといってファイルの先頭に必ずあります。

続くEntryHeaderから各タイトルのセーブデータとなります。

複数タイトルのデータがある場合はどうやって格納されているのかですが、EntryHeaderの先頭2Byte(上の絵で言うと青色の箇所)がEntryHeaderの先頭から見たセーブデータのサイズになります。

上のサイズ情報をそのまま読むと$2F03になってしまいますが、実際には表記が前後反転しているので、正しくは$032Fとなります。

次のデータがある場合は次の位置(ポインタ)から更にEntryHeaderから・・・といった格納になっています。

下はネクロスの要塞のセーブデータが2つ入ってますが、最初のセーブデータのサイズを読むと0x59Byte、EntryHeader先頭から選択するとちゃんと合っていることがわかります。

pcesave7

上の画像はネクロスの要塞のデータですが、一つのタイトルで複数セーブできるようになっている場合、セーブデータとしては複数タイトル分作られる形になります。

ので、例えばデータの並び的に、ネクロス3→桃鉄2→ネクロス1→ネクロス2といったような並びもありえます。

で、複数のデータが入っていて一つずつに分けたい場合、BankHeaderの&h06からの2Byteも書き換えなければいけない

これは、一番上のヘッダー情報画像にも書いてありますが、$8000+$10(BankHeaderサイズ)+全セーブデータ合計が書かれています(前後反転表記)

例えば一番上のヘッダー情報画像では桃鉄2のデータが一つなので、$8000+$10+$32F=$833F、表記としては$3F83となります。

ネクロスのデータ画像では2つのデータがあるので、$8000+$10+$59+$59=$80C2、前後入れ替えて$C280となります。

要するに、データを一つに分けて管理したい時は、

・BankHeaderを配置して、&h06からの2Byteを後で変更する

・EntryHeaderに書かれたサイズを&h10から配置する

・余ったスペースは全て$00埋めでファイルサイズを2KByteにする

といった作業が必要ということになります。

こうしておけば、実機に一つずつデータを持っていけるので、他のデータを壊す心配がないです。

データ構造的には難しくないので、必要ならツールを作ったほうが早いかもしれません。

.

ということで、bramの構造も少しは理解できました。

全てが上手く分割して問題なく使えるか?というのは実際に使ってみないとわからないところではありますが・・・

一つに分けるのではなく、逆に結合することも可能ですので、同タイトルのデータを一つに纏めて並べ替える、といったことも有効な手段かな、と。

とりあえず、3部構成でPCエンジンのセーブデータについて纏める事ができた(?)と思うことにして終わりにします。

2013年7月5日金曜日

PCエンジンのセーブデータについて考える【第2部】

3部構成で、ここは第2部です。

第1部:バックアップ領域を増やす-天の声2を改造

・第2部:パソコンと共有-セーブデータをPCとやり取りする

第3部:BRAMの考察-セーブデータの構造を知る

.

第1部では「天の声2」を改造し、SRAMをモジュール化してPCエンジン実機でセーブデータ領域を4バンク分使えるようにしました。

ここではパソコンとデータのやり取りをするための方法を書きます。

.

第2部:パソコンと共有

PCエンジン実機とパソコンとのデータのやり取りができるメリットとしては、

・実機データのバックアップ&書き戻し

・エミュレータとの相互使用

この2点が大きいかと思います。

さっそく第1部で作ったSRAMモジュール基板を使ってパソコンとやり取りできるようにしてみます。

作ったモジュール基板はメガドライブのカセットから取り外して作ったものなので、そのままSRAMを取り外したカセットを流用します。

6116soke

モジュール基板にピンソケットを付けたのですが、そのピンアサインが6116と同じですので、メガドラカセットのSRAM(6264)を抜いた箇所へ信号線が同じになるようにピンヘッダを配線します。

Vcc(28pin)は必要無いので未接続で、追加ピンへの+5V配線(リセットIC用)はモジュール基板の+5Vピンと合わせます。

A11&A12はモジュール基板で処理してるので触る必要はありません。

PICT8595 PICT8587

出来上がるとこんな感じ。

今回はカセット上部からフラットケーブルを延長し、ピンヘッダを付けてみました。

(余ってるフラットの線は予備で延びてるだけです)

アドレスバス2本を除き、元々カセットに載ってた通りの配線になるので、動作に問題はありません。

PICT8600

カセットが作れたらデータのバックアップをしますが、ここではおなじみのSweetRammyを使います。

pcesave1

ROMがランドストーカーのままなのでAT.000000コマンドでは8KByteで認識しますが、RD.000800指定すれば2KByteのデータが取り出せます。

が、このままだと誤ってROM起動してセーブデータが壊れかねないので、折角なのでROMもRammyROM焼いたFlashROMに載せ換えて、PCエンジンセーブデータバックアップ専用カセットとしておくと後が楽です。

PICT8596 pcesave3

RammyROMを焼く際に、あらかじめ&h1BAから2Byteを上のバイナリ画像のように書き換えておくと、At.000000コマンドで2KByteで認識できるようになります。

pcesave2

これで誤って消す心配は軽減しました。

因みに、ここではメガドライブを例に作成してますが、モジュール基板自体は普通のSRAM基板なので、Kazzoや他のSRAM読み込みできるハードウェアでも読み書きは簡単だと思います。

pcesave4

で、読み込んだ4バンク分のデータ。

無事バックアップを取ることができました。

もちろん、SweetRammyを使ってこれらのデータを書き戻すことも当たり前にできます。

PICT8610

序に書くと、「天の声バンク」とこのSRAMモジュール基板があれば、メモリベース128系を除き(一部を除き一応可能-一番下に追記)、全てパソコンにデータを持ってくることが可能になります

Duo系から天の声バンクへデータをコピー、更に作ったSRAMモジュールへコピー、そしてパソコンへ・・・逆も然り。

ということで、現時点(これ書いてる時)ではこのモジュール化は個人的にかなり使える予感がしてます。

.

バックアップが無事できることを確認できたら、次はエミュレータでセーブデータが使えるか確認してみます。

ここでは「Ootake」を使います。

因みに、PCエンジンのセーブデータの呼称は「BRAM」です。

PCエンジンは2KByteの中に、容量が許す限り複数のデータが入っています。

複数のデータが入っていても、少なくともOotakeに関してはちゃんとセーブデータを読んでくれるようです。

一つのbramファイルに4タイトル分のデータがあった場合、同じファイルを4つ作成し、ファイル名だけ変えておけばOKということになります。

.

PCエンジン実機ではBRAMのサイズは2KByteですが、Ootake(PCEエミュ全般?)では8KByteです。

pcesave6

で、パソコンに取り入れたデータを見てみます。

上はスーパー桃太郎電鉄Ⅱのセーブデータで、2KByteの中に一つだけデータが入っています。

複数のデータが入っていても使えることがわかっているのですが、一応一つのセーブデータでちゃんと読み込めるか確認を。

エミュ用に8KByteにリサイズしてからでなければいけないかな?と思いつつ、データさえちゃんとしていれば動くだろう、ということで、ファイルサイズは2KByteのままでファイル名だけを変更して確認してみると、

SuperMomoDen2 - 140622_0006

問題なく読み込んでくれました。

参考:Ootakeのセーブデータファイル名=ROMファイル名_bram.dat

通常、Ootakeフォルダ直下のbramフォルダへ入れておけばOKです。

このままプレイしてセーブ処理されると、ファイルサイズは自動的に8KByteにリサイズされます。

何にしてもPCエンジン実機からバックアップしたセーブデータは特に弄る必要は無い、ということに。

実機へ書き戻しする時はサイズ調整しなければいけませんが、トリムだけなら大した手間ではないので、実質的に実機とエミュでセーブデータの両立ができることを確認できました。

.

パソコンへのバックアップ、エミュレータでのセーブデータ有効が確認できたので、第2部は終了です。

第3部ではBRAMの詳細を・・・とまでは行きませんが、2KByteの中に複数のデータが入っていた場合のデータ分割処理の事を書きたいと思います。

.

【追記:メモリベース128について】

PICT8616 PICT8602

メモリベース128(含む、光栄のセーブくん)はまともに使用したことが無かったので仕様をイマイチ理解していなかったが、少し調べてみたので、わかる範囲内だけ書いておきます。

これはSCD-ROM2以降に対応した本体とコントローラの間に取り付けるバックアップユニットで、容量は128KByte、PCエンジン標準容量(2KByte)の64倍の記憶容量を持っています。

PCエンジン上ではあくまで2Kbyte単位の管理で、バンク切り替え(0~63バンク)して使える仕様のようです。

が、「基本的にメモリベース128対応」と謳っているタイトル専用の拡張ハードで、それ以外では使えません。

「基本的に」というのは、プレイ中のセーブは無理だけど、メモリベース128に対応した一部のゲームタイトル内にあるユーティリティを使えば、「天の声」と同じように内蔵バックアップRAMとのやり取りはできる、ということです。

まず、メモリベース128に対応しているタイトル(未確認有り)

・エメラルドドラゴン

・プライベート・アイ・ドル

・マジクール

・リンダキューブ

・真・女神転生

・AⅢ

・THE ATLAS

・栄冠は君に

・蒼き狼と白き牝鹿 元朝秘史

・三国志Ⅲ

・信長の野望 全国版

・信長の野望 武将風雲録

・ファイプロ女子憧夢超女対戦 全女vsJWP

・ぽっぷるメイル

・ブランディッシュ

わかっているだけで上の15本。

ユーティリティは共通操作ではなく、ソフト独自のツールといった感じです。

以下、ウチで確認できたユーティリティの状況を。

0629162139_0 0629162139_1

ぽっぷるメイルの場合、内蔵RAMの消去はファイル単位、メモリベース128RAMの消去は基本バンク単位で、1つのセーブが2Kを超える場合はファイル単位で行われる。

っていうか、128側はバンク=ファイルの考えでよいかもしれない。

消去のみ汎用で使えるものの、データのコピーに関してはぽっぷるメイルのデータしか扱えません。

初期化コマンドは無い。

-

0629162139_4 0629162139_5

ブランディッシュの場合、メモリベース128を繋いでいると、セーブデータの保存先にメモリベース128が優先される。

初期化コマンドはあるものの、データコピーの機能は無い。

消去に関しては、メモリベース128繋げていると内蔵RAMの操作はできないが、128部のみぽっぷるメイルと同じ感じ。

-

0629162139_10 0629162139_11

0629162139_14 0629162139_15

ファイプロ女子&プライベートアイドルの場合、内蔵RAM、メモリベース128RAM共に初期化可能。

ファイプロ女子のセーブデータは1つで1.8KByteほどあるので、内蔵RAMをほぼ使い切る。

内蔵⇔128のデータのやり取りは可能だが、最初に内蔵から128へ丸ごとコピーしたデータでないと128→内蔵へは戻すことができない。

確認はしてないですが、おそらく丸ごとコピーした際にBankHeaderの値が2KByteで記録されるのだと思います。

後述するエメドラのコピーではBankHeader書き換えずに2KByte分をコピーするため、ファイプロ女子ではファイル無しの扱い(認識)になってしまう。

内蔵RAMのバックアップ媒体としての利用は一応可能。

内蔵RAMの消去は1ファイルずつできる。

-

0629162139_6 0629202413_0

AⅢのセーブはメモリベース128専用で、内蔵RAMは使えません。

一つのセーブデータの容量は24KByte、12バンク分あります。

セーブ領域が無い場合のみ、右上のユーティリティが操作できるようになります。

が、ファイルの削除のみで、メモリベース128の初期化すらできません。

-

0629162139_8 0629162139_9

アトラスのセーブもAⅢと同じくメモリベース128専用です。

1つのセーブで16KByteを2つ(データとマップ)、計32Kbyte使用します。

使用サイズがAⅢより多いためか、メニューでメモリベースを選択でき、ファイルの削除と初期化が選べます。

専用なので、当然内蔵RAMに関しては全く触れません。

-

0629162139_2 0629162139_3

0629162139_12 0629162139_13

エメラルドドラゴンとリンダキューブ、この2つのユーティリティは上で記載したゲームと違い、「ゲーム起動時に、上キーを押しながらRUNボタンで起動」することでユーティリティが起動します。

ユーティリティの見た目は違いますが、できること&操作は同じです。

内蔵RAMの初期化&ファイル単位の削除はできないものの、128の初期化、各バンクの削除、内蔵⇔128のバンク選択してコピー及び交換ができますので、ほぼ「天の声」と同じ機能(容量は天の声8枚分)が備わっていると思います。

強いて言うなら、このユーティリティではAⅢやアトラスなどの、2KByteを越えるデータを扱えない(表示されない)、といったところでしょうか。

それらの使用されているバンクは(おそらく)変更できないと思うのですが、この辺りは詳しく調べていません。

(AⅢなどのデータがあると使用できるバンク数は確実に減る)

-

PICT8656

【追記】「栄冠は君に」がオフで100円だったからゲットした・・・けど、取説に書いてあるようにMB128(セーブくん)専用なので、内蔵RAMは一切触れない=使えない、ということに。

-

以上のことから、メモリベース128を使用できない、HuカードやCD-ROM2などのデータのバックアップを主として使うのであれば、エメドラとリンダキューブがベストではないか、ということで。

残念ながら光栄ものとマジクール、真・女神転生は持ってないので試せませんでしたが、参考になれば。

2013年7月4日木曜日

PCエンジンのセーブデータについて考える【第1部】

おそらくごちゃごちゃするので、以下の3部構成にします。

・第1部:バックアップ領域を増やす-天の声2を改造

第2部:パソコンと共有-セーブデータをPCとやり取りする

第3部:BRAMの考察-セーブデータの構造を知る

.

メガドライブ、ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイなど、一通りセーブデータをパソコンにバックアップしたり書き戻ししたりできるようになっているけど、PCエンジンに関しては未だにコレといった手段がありません。

v1.0のシステムカードのデバッグ画面見て手打ちする、NEOのフラッシュカード(使えるか知らない)、「でべろ」とか、最近(?)ではChris Covell'sさんの作られたBRAM Toolってのを使って・・・手打ちとか。

如何せん、あまり良い方法ではない、ってことで、上記と比べて比較的使えるのではないかという方法を考えてみました。

第1部では、「第2部:パソコンと共有」を前提に、PCエンジン実機のみでも便利に使える方法を書いてみます。
.

第1部:バックアップ領域を増やす

今回の方法では、「天の声2」を改造してバックアップ領域を増やします。

PICT8608

PCエンジンのセーブデータバックアップ容量は、最初にバックアップできる媒体として発売されたインターフェースユニット(IFU-30)がSRAM2KByte搭載ということから、天の声2も2KByteです。

今回の改造では、天の声バンクや他のPCエンジンシリーズとの連携も考えると2KByteそのものを増やすことはできないので、8KByteのSRAMを使い、2KByte×4個分に増やすということになります。

考え方的には「天の声バンク(HuCard)」のそれと同じです。

PICT8566

天の声2を分解してみると、PDIP版SRAM6116(24pin)が使われています。

(余談:IFU-30ではSOP版が使われていますが、同じように改造できるハズです↓)

PICT8601

このSRAMを取り外し、メガドラやファミコンなどでおなじみの8KByteSRAM、6264(28pin)を載せることにします。

pcesave5

PCとのやり取りを考えた場合、SRAMの内容を移動する手段も考えなければいけないのですが、今回はメガドライブのカセットを有効利用し、SweetRammyでデータの移動ができるように考えています。

PICT8565

使うメガドラのカセットは上写真のようなSRAM(8KByte)が載っているタイプなら何でも良く、このSRAM処理部分だけをモジュール化します。

データはメガドラカセットに載ってるリセットICで保護されるので、モジュール基板のまま放置していてもデータは消えません

他に用意するものは適当なユニバーサル基板とピンヘッダ&ソケット、必要なら電池&電池ボックス、スイッチ、ジャンパなど。

PICT8569

まずメガドラカセットから、SRAM、電池、リセットIC(1026B、BA6162な ど)、パスコンを取り外します(全て再利用可能)。

配線方法を簡単に書くと、

・6264のCS2(26pin)をリセットICの3pin

・6264の/CS1(20pin)を6116の/CS(18pin)

・6264のVcc(28pin)をリセットICの6pin

・6264のA11&A12をGNDorVcc(スイッチなどで切り替えられるように)

・電池(3032)の+をリセットICの4pin

・+5VをリセットICの8pin

・+5V入力のためのピンを2本配置

残りのピンは同じ信号ピン同士を繋げば出来上がり。

tenkoe2mod

絵にも書いてありますが、ピンソケット部のVccピンは未接続のままにする。

これは、外部電池がもし付いてた場合に壊れる可能性があるからあえて繋ぎません。

天の声2では標準で単3電池2本使うようになっていますが、今回の改造後は必要ありません

見てわかる人はわかりますが、メガドラカセットに載っていた回路をそのままモジュール化しただけなので、簡単にカセットへも戻せる仕様(2Kだけど)です。

BANK切り替えはアドレスバスの後ろから2本をVccとGNDで切り替えることで実現しています。

6264map

切り替えは電源OFF時に行うこと。

電源ON時に切り替えると、データが壊れたり、起動している本体が暴走する可能性があります。

PICT8594 PICT8593

モジュール基板を実際に作るとこんな感じ。

次に天の声2の基板から6116を取り除き、ピンへッダを付けます。

PICT8571 PICT8576

ピンホールが小さいので、細ピンヘッダでないとちゃんと刺さらないので注意です。

PICT8588 PICT8590

モジュールと天の声2の結合は、頭合わせで取り付けます。

これだけだとリセットICへ+5Vの供給ができないので、天の声2の空きパターンから+5Vを引き出し(上写真左でいうと真ん中辺りの赤い線)、モジュールのEXTピンへ繋ぎます。

PICT8607

天の声2は空きスペースがたくさんあるので、モジュール化しても余裕で内蔵可能です。

これで完成なので、実際にバンク切り替えしてセーブしてみて、ちゃんと機能するか確かめましょう。

改造直後、バンク切り替えたりした際に、ゲームによっては「初期化するか?」と聞かれることがあります。

FlashROMの場合は性質的に、初期化してしまうと全てのバンクのデータが消えますが、SRAMは単純に使用しているバンク内を、PCEの場合は$00で埋めるだけなので安心して初期化してください。

PICT8589

.

以上で終わりですが、もし、パソコンとの共有はいらないよとか、電池がちょっとなぁって人は、FRAMを使うという方法がよいでしょう。

FRAMとは電池の要らないSRAMで、現在では生産終了品なので入手が困難ですが、手に入れることは可能です。

調べたところ、2KByteのポン付けできるFRAMならバイヤーさんから数百円で購入可能だったりしますが、個人的にあまり必要性を感じないから買わない予定。

パソコンとの共有は要らない&4分割ではちょっと、と言う人は、62256使って16バンク切り替えがいいかも。

62256は/CSが1本だけなので、取り付けは楽(CS2本だと他にロジックICが必要になる)です。

そんなとこで、工作が苦手な人には少し大変かもですが、金額もそんなに高くなく部品も揃えやすいので、PCエンジンファンは是非チャレンジしてみてください。

.

【追記:2014/07/01】

Twitterにて某氏さん(名前出してよいかわからないので伏せます)が考案されたFRAM使ったロジックを真似して、SRAMでもちゃんと動くか試してみました。

PICT8617

SRAMモジュールをEXT-BUSに接続するタイプを作ったのですが、ピンソケットの足が長いタイプを使わないと、PCエンジンのEXT-BUSに繋げられない。

1列のは5ピンのが単価安かったから選んだんだけど、横幅が思ったより長くて加工がメンドイので、10ピン×2個+@のがいいかもしれない。

PICT8619 PICT8623

PICT8621 PICT8622

動作させてみましたが、通常のセーブ&ロードも問題無いですし、天の声バンクとのやり取りもすんなり正常動作してくれました。

このことから「天の声2」(と同等品?)を自作できてしまうことが確認できました。

EXT-BUSタイプは天の声2と比べても小さくて場所取らないし、AV出力やRGBも一緒に引き出して作ってしまえば便利に使えます。

その内自分でもカードタイプ作ってみようと思う今日この頃。

情報公開していただきありがとうございました。

.

【上と関係ない追記】

PCE関係ということで・・・

PICT8660

よく考えたらウチにはPCE用アケコンがファイティングスティック1つしかないし箱にしまいっぱなしだから、オフでも6ボタン仕様より安く手に入る3ボタンアケコンを改造して使う(格闘やらないから十分)ことにした。

スタートは左上のまま、C=Ⅰ、B=Ⅱ、A=SELECTにしたんだけど、このアケコンのボタン配置はキャラバンソフトやるのに最適なことに気が付いたw

キャラバン系好きな人にはお勧めです。